先日ご紹介した通り、これから旧バージョンSearch Consoleから新バージョンのSearch Consoleに切り替わるにあたり、新バージョンの機能を把握しておかなければ今後のWEB運用に支障が出てしまう。それはいけないことです。
【まだ確認されていない方はこちらから】
Search Consoleの旧バージョンと新バージョンの移行について
ということで、
本日はgoogleが提供するサービス「Search Console(サーチコンソール)」の機能のひとつである、「インデックスカバレッジ」をご紹介したいと思います。
この機能は、どのページがインデックスさているのか、ページがなぜインデックスされないのかなどを確認することができます。
WEB管理に重要な機能なので、この機会に覚えておきましょう。
インデックスカバレッジとは
インデックスカバレッジとは、サイト(ホームページ)内のインデックス状況を確認することの出来るSearch Consoleの機能の1つです。
インデックスの数やインデックスエラーなどが表示されます。
インデックスカバレッジは、現在移行が進行中の新バージョンのSearch Consoleで確認出来る機能となります。近い内に新バージョンに完全移行され、旧バージョンは完全に廃止される動きになっているので、新バージョンをまだ触ったことのない人は、新バージョンを今からメインで使用することをおすすめします。
【簡単解説】インデックスとは?
インデックスとは、簡潔にいうとGoogleの検索エンジンにそのページが認識されたことを指します。
検索エンジンにインデックスされていないと、どんなキーワード(検索クエリ)で検索しても検索結果にそのページが表示されることはありません。
SEO(検索エンジン最適化)を実施する上で、まずページがインデックスされることが最低限レベルの必須条件となります。
「インデックスされない」ことは、検索結果で露出されないことを意味し、致命的な問題。すなわち露出を上げる以前の問題なのです。
インデックスされない=Google検索エンジンはその情報を認識していない。
■インデックスカバレッジの確認方法
Search Console(新バージョン)ページ内にある「インデックスカバレッジ」など数赤枠部 を選択すると表示画面に切り替わります。


上図のように4パターンのステータスが表示されます。
その下部にエラーなどのステータスの詳細情報も表示されます。
【表示される4パターンのステータス】
エラー
エラーとして挙げられている対象のページは、インデックスされていない状況となります。
エラーになっているページをインデックスさせるためには、なにかしらの施策が必要になります。
※404エラーなどは、状況によっては放置しておいてもよい場合もあるため、エラー内容はきちんと確認しておきましょう。
【代表的な理由】
・サーバーエラー(5xx)
ステータスコード500番台のエラーが出されている。
対処法:サイト内に問題がある場合が多くCGIなどのプログラムの見直しが必要。
・ソフト404エラー
ページが存在しないにもかかわらず、通常のWEBサイト閲覧と同様にリクエストが問題なく処理されたことを表す「ステータスコード200」で処理されてしまうこと。
ソフト404状態のページが大量に存在すると、存在していないページに対しても継続的にクロールを実行することになるため、有限であるクローラのリソースをムダに使用してしまい、本来クロールされるべき「存在しているページ」に対してのクロールが遅れてしまう事や、クロールの頻度が少なるなどの悪影響が出る可能性があります。
対処法:存在しないページの場合には、きちんと404や410のステータスコードを返すように設定をしておきましょう。
・送信された URL が robots.txt によってブロックされました
このエラーは、robots.txtでクローラーをブロックしている可能性があるため、
robots.txtの内容の確認と修正が必要。
Disallowを使って該当ページへのアクセスをブロックしていないか確認しましょう。
有効(警告あり)
インデックスはなされていますが、サイトオーナーが予期せずにインデックスされている場合があるため、注意が必要です。内容と状況をしっかり確認するようにしておきましょう。
・代替ページ(適切な canonical タグあり)
ページの正規化対応を実施した際に、それ以外の重複したページがインデックスされたケース。
canonicalタグの使用によって本来評価してもらいたいページの重複ページとして認識されているので、この項目に該当するページは対処する必要がなく、問題はありません。
・ページが重複しています(canonical タグなし)
canonicalタグが設定されておらず、Googleから別ページと重複していると認識されています。canonicalタグを設定する、該当ページを削除するなどの対策を実施しましょう。
・クロールエラー
該当URLをクロールしたときにエラーが発生しています。
この場合は、まず「Fetch as Google/URL検査ツール」を使って、botが正しくページにアクセスできるかを確認してください。
有効
ページが正常にインデックスされています。問題なし。
除外
何らかの理由で、ページがインデックスされていない状況です。
「noindexタグなどが入っている」などでインデックスされていない場合も含まれます。
ステータスの「詳細」から得られる理由などを確認し、適切な対応をおこないましょう。
※ステータスが「有効」の場合は、詳細の理由に「送信して登録されました」「インデックス登録されましたが、サイトマップに送信していません」といった内容が表示されます。
以上、インデックスカバレッジの紹介でした。
これから主流となるものですので、まだ触られていない方はどんどん活用していきましょう。
【Search Consoleに興味のある方はこちらもぜひ】
Search Consoleの旧バージョンと新バージョンの移行について
では、また