この度、Googleが検索結果の表示の仕様を変更しましたのでご紹介します。
同一ドメインサイトにおける、検索結果表示が2件までに
同じドメイン名のサイトから、3件以上のページを同時に検索結果として通常は表示させないように検索エンジンの仕様をGoogleは変更しました。
この変更は検索結果の多様性を高めることが目的のようです。
表示イメージ

目的は、検索結果の多様性の向上
検索から表示される記事内容のほとんどが同じサイトの情報だと、多様さが失われます。
違うサイトからの様々な情報を得たいというユーザーのフィードバック(声)をもとに仕様変更に至ったらしいです。
より多くの情報がある中で、自分にあった情報を探そうとする現在のネットユーザーによって、この改善は有効ではないかと筆者も共感しています。
もちろん例外はあります
今回、仕様が変更にはなりましたが、全ての検索結果が絶対に2軒しか出ないというわけではありません。
特定のクエリにおいて、関連性が高いとアルゴリズムが判断すれば、3件以上の表示を同じドメインのサイトから紹介することもあります。
会社名やドメイン、その企業固有の商材などのキーワードを含む場合などが、これに該当します。

このクエリには、インスタグラムからコンテンツを探したいというユーザーの意図があると判断できるでしょう。そのため検索エンジンがインスタからの結果を並べたほうがユーザーのためになると考え表示しているはずです。
判定基準はドメイン単位
「同一サイト」の基準は、基本的には【ドメイン名】単位です。
サブドメインはルートドメインと同じサイト扱いされるようです。
例えば、www.webcon.workとconsulting.webcon.workがあった場合、これらは同一サイトと判断されます。この両サイトからのページは合わせて2件までという判定になります。
ただし、この仕様にも例外は存在します。
上記でも説明した通り、関連性。アルゴリズムが関連性があると判断すれば、多様性の観点から別サイトとして、サブドメインを扱うこともあるようです。

Googleの金谷氏からも説明がありました。(追記)

.
https://twitter.com/jumpingknee/status/1136806174202912768@searchliaison から、新しいアップデートについて Tweet がありましたので概要をご紹介します。 検索結果で上位に表示されているサイトの多くが全て同じドメインから来ている、といった経験をしたことがありませんか?このような結果に対して、もっと多様なサイトを表示して欲しい、(続く)
という本文から、はじまり以下のように回答されています。
というフィードバックを頂いてきました。そこで現在ローンチしている新しいアップデートでは、検索結果でより多くのサイトの多様性を提供するように設計されています。 このアップデートにより、通常、同じサイトからの2つ以上のサイトがGoogleの上位の結果に表示されないようになります。
https://twitter.com/jumpingknee/status/1136806174202912768
ただし、特に関連性が高いと判断された場合には、2つ以上が表示されることがあります。 このアップデートでは通常、サブドメインをルートドメインの一部として扱います。 つまり、サブドメインとルートドメインからのサイトはすべて同じ同一のサイトからのものと見なされます。
https://twitter.com/jumpingknee/status/1136806174202912768
しかし、サブドメインが関連性があると見なされた場合は、別のサイトとして扱われ、結果として同じドメインから 2 つ以上のサイトが検索結果に表示される場合があります。 こちらの Site Diversity のアップデートは、先日ローンチされた June 2019 Core Update とは別のアップデートとなります。
https://twitter.com/jumpingknee/status/1136806174202912768
以上、google検索エンジンの仕様変更について紹介でした。
いかがでしたでしょうか。
今回の仕様変更は、先日実施されたコアアルゴリズムのアップデートとは関係ないので、勘違いしないように気をつけてください。
この仕様変更で「どうしよう」「これは危機だ」と考えられている方がいらっしゃるかもしれませんが、それは考え違いです。もしそうなっていたとしたら、そもそもサイト運営の軸がずれているかもしれません。
だって、検索順位の上位にすでに2件紹介されているのであれば、すでに主要キーワードの上位を取ることはできているのですから。焦ることはないですよね。
すでに上位をキープできているものであれば、それは成功として、他のキーワードでも上位を取れる他の良質なページの作成をしていきましょう。
参考にしていただければ幸いです。
では、また。